英彦山(日子山)

グリッドワーク

 山麓にある今川源流部では、縄文時代前期から後期にかけての狩猟用落とし穴遺構や集落跡が存在するなど、英彦山における人間の定住の歴史は古い。福岡県下では珍しく、直線距離にして1500km程度離れている新潟県糸魚川から持ち込まれた、縄文時代後期に属する硬玉製大珠も見つかっており、当時の交流の活発さが窺える。
 英彦山は羽黒山(山形県)・熊野大峰山(奈良県)とともに「日本三大修験山」に数えられ、山伏の坊舎跡など往時をしのぶ史跡が残る。山伏の修験道場として古くから武芸の鍛錬に力を入れ、最盛期には数千名の僧兵を擁し、大名に匹敵する兵力を保持していたという。
>>出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

タイトルとURLをコピーしました